万華鏡
トンボ玉
漆器
オルゴールボール
灯り
その他
掌の中に転がる小さな玉の中に夢の世界が広がるトンボ玉。一つのトンボ玉の中には、万華鏡を覗くのと似た不思議な世界が広がります。トンボ玉とは、ガラスに色々な色文様がつけられているガラス玉で、紐を通す穴があいている玉の総称です。欧米では一般に[glass beads(ガラス玉)]と呼ばれています。トンボ玉という名称は、中国で「蜻蛉玉」と呼ばれていたのが伝わったものと考えられています。また、江戸時代にとんぼの眼のようにキラキラして美しいのでつけられた、とも言われています。
上村 秀也さん
佐藤 和美さん
椎葉 佳子さん
永井 久義さん
西尾 正剛さん
森谷 糸さん
八木 重導さん
加藤 愛子さん
竹内 大祐さん
吉田 美樹さん
岸本 博さん
小暮 紀一さん(蜻蛉玉・丙午)
林 裕子さん
山口 利一さん
庭野 美千代さん
長 明子さん
ほか
3500年の歴史をもつトンボ玉
トンボ玉の歴史は、ガラスの歴史でもあり、紀元前1500年頃の古代メソポタミヤやエジプト時代までさかのぼります。ガラスの製法を発見した古代人は、調合を研究し、色ガラスを編み出しました。さらに、その色ガラスを加工し、人工の宝石・トンボ玉を創ったのです。当時は同心円文様の玉模様が多く、やがて人面をつけたり、花柄文様を象嵌したり、羽状文様や幾何学文様をつけ、色彩もより豊かになってきました。
特に、プトレマイオス時代(前305〜前30年)からローマ時代初期の頃に、トンボ玉は全盛期を迎え豊かな色彩をもつトンボ玉や気の遠くなるような複雑な技巧を凝らしたモザイク玉や人面トンボ玉が作られました。
正倉院に残る数十万個のガラス玉
日本では弥生時代から古墳時代の遺跡からトンボ玉が出土しています。トンボ玉は、その時代には、既に朝鮮や中国から伝わっていたものと思われます。奈良時代に建てられた正倉院には、数十万個に及ぶガラス玉が保存されており、この時代に盛んにトンボ玉が作られたことを物語っています。さらに正倉院文書の中には、精密な製法書が残されており、こうした製法書をもとに量産されていたとも言われています。現在も色ガラスが織りなすトンボ玉の美しさに魅せられた多くの作家たちが、個性豊かなトンボ玉を作り出しています。
トンボ玉の作り方には、次の二つの技法があります。現在はほとんどバーナーを利用した熱い技法で作られています。
冷たい技法
あらかじめ作っておいたガラス塊を削ったり、磨いたり、穴をあけたりして作る方法。
熱い技法
ガラスが熔解している間に作る方法で、巻きつけ法、ロール法、鋳造法、管引き法、型押し法などがあります。
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